こんにちは、べんすけです!どうですか?キューバ旅行の計画は進んでいますか?
さて、キューバ旅行を計画する上で、あなたとしても気になるのが「インターネット環境」ではないでしょうか。日本での当たり前とは大きく異なるため、事前の情報収集と対策が非常に重要になります。この記事では、キューバでのWi-Fi接続方法から、いざという時のオフライン対策まで、詳しく解説していきます。
1. キューバのWi-Fi事情の現状
まず、キューバのインターネット環境は、日本と比べるとまだまだ発展途上です。多くの場所でWi-Fiが利用できるわけではなく、速度も非常に遅いことが多いのが現状です。
- 利用できる場所が限られる: Wi-Fiが利用できるのは、主に一部のホテル、政府が運営する通信会社ETECSAのWi-Fiスポット(公園など)、そして一部のレストランやカフェに限られます。街中どこでも気軽に接続できるわけではありません。
- 通信速度が遅い: せっかく接続できても、通信速度は期待できません。写真や動画のアップロードはもちろん、ウェブページの閲覧にも時間がかかることがあります。
- 料金が高額な場合も: ホテルなどで提供されるWi-Fiは、宿泊料金に含まれている場合もありますが、有料の場合や、利用時間が制限されていることもあります。高額な料金を請求されるケースもあるので注意が必要です。
キューバでは「デジタルデトックス」を意識するくらいがちょうどいいかもしれません。現地の文化や人々との交流に集中する良い機会と捉えるのも、キューバ旅行の醍醐味の一つと言えるでしょう。
2. Wi-Fiに接続する方法
限られた場所ではありますが、キューバでWi-Fiに接続するための主な方法を解説します。
2.1 ETECSAのWi-Fiカードを利用する

キューバの国営通信会社ETECSA(エテクサ)が発行しているWi-Fiカード(「Tarjeta Nauta」と呼ばれます)が、最も一般的なインターネット接続手段です。
- 購入場所: ETECSAのオフィスや、一部のホテル、Wi-Fiスポット周辺の露店などで購入できます。ただし、露店での購入は割高であったり、偽物であったりするリスクもあるため、基本的にはETECSAのオフィスでの購入が最も確実です。オフィスでは身分証明書(パスポート)の提示を求められることがあります。
- 料金と有効時間: カードは通常1時間、5時間などの単位で販売されています。料金は変動しますが、外国人観光客向けには割高に設定されていることが多いです。
- 利用方法:
- Wi-Fiカードに記載されているユーザー名とパスワードを確認します。
- ETECSAのWi-Fiスポット(公園など、人が集まっている場所が目印です)で、スマートフォンのWi-Fi設定を開き、「_WIFI_ETECSA」というネットワークを選択します。
- ブラウザを開くと、ログインページが表示されます。そこにWi-Fiカードのユーザー名とパスワードを入力して接続します。
- 使い終わったら、必ずログアウトすることを忘れないでください。ログアウトしないと、Wi-Fiカードの時間が消費され続けてしまいます。ログインページにある「Cerrar Sesión(ログアウト)」ボタンを探しましょう。
2.2 ホテルのWi-Fiを利用する
宿泊するホテルでWi-Fiが提供されている場合もあります。
- フロントで確認: チェックイン時にフロントでWi-Fiの利用方法、料金、パスワードなどを確認しましょう。
- 速度と安定性: ホテルによって速度や安定性は大きく異なります。期待しすぎず、最低限の連絡手段として考えるのが賢明です。
2.3 SIMカードの購入は可能?
近年、外国人旅行者向けのSIMカード(Cubacel Tur)の販売も一部で始まっていますが、現時点では入手が難しく、利用できる場所も限定的です。旅行者にとって安定した選択肢とは言えないため、あまり期待しない方が良いでしょう。
3. オフライン対策とその他の通信手段
インターネット接続が不安定なキューバでは、オフラインでの準備と対策が非常に重要になります。
3.1 オフラインで使える地図アプリをダウンロードする
旅行中に最も役立つのが地図アプリです。Wi-Fiがない場所でも使えるように、出発前に必ずオフライン地図をダウンロードしておきましょう。
- おすすめアプリ: 「Googleマップ」や「MAPS.ME」などが有名です。特にMAPS.MEは、詳細な地図データをダウンロードでき、GPS機能を使って現在地を確認できるため、非常に便利です。
3.2 紙媒体のガイドブックを持参する
アナログですが、やはり紙のガイドブックは頼りになります。電池切れの心配もなく、どこでもすぐに情報を見ることができます。観光スポットの情報や基本的な会話集など、一冊あると安心です。
3.3 日本からWi-Fiルーターをレンタルしていく?(注意点あり)
日本で海外用Wi-Fiルーターをレンタルしていくという選択肢もありますが、キューバにおいては注意が必要です。
- 持ち込み制限の可能性: キューバは通信機器の持ち込みに制限がある場合があります。**Wi-Fiルーターや無線機は持ち込みが許可されない可能性もゼロではありません。**空港の税関で没収されたり、入国がスムーズにいかなかったりするリスクも考えられます。
- 事前確認が必須: 渡航前に必ず在日キューバ大使館や旅行会社に問い合わせ、Wi-Fiルーターの持ち込みが可能かどうか確認することをおすすめします。
3.4 現地での連絡手段を確保する
インターネットがない状況で家族や友人との連絡手段をどうするか、事前に決めておくと安心です。
- 国際ローミング: スマートフォンの国際ローミングサービスを利用することも可能ですが、通信料が非常に高額になるため、緊急時のみに限定することをおすすめします。
- 公衆電話: キューバには公衆電話もありますが、使い方が難しかったり、故障していることもあります。
- 滞在先の電話を利用: カサ・パルティクラルやホテルによっては、固定電話を借りられる場合もあります。
4. デジタルデトックスを楽しむ!
キューバのインターネット環境の厳しさは、見方を変えれば「デジタルデトックスの絶好の機会」でもあります。スマートフォンから離れ、現地の文化や人々との交流に集中することで、普段の旅行では味わえないような深い体験ができるかもしれません。
- 街中で流れる音楽に耳を傾けたり、地元の人々と片言のスペイン語で会話を試みたり、クラシックカーが走り抜ける街並みをゆっくり眺めたり。
- SNSに写真をアップする代わりに、心に焼き付ける。メッセージを送る代わりに、直接笑顔で挨拶する。
キューバならではの「人と人とのつながり」を大切にする旅は、きっと忘れられない思い出になるはずです。
まとめ:キューバの通信環境と賢く付き合うために
キューバのインターネット事情は、事前に理解しておくことで、戸惑うことなく旅を楽しむことができます。
- Wi-Fiは限定的で低速、期待しすぎない
- ETECSAのWi-Fiカードが主要な接続手段(正規の場所で購入を)
- オフライン地図や紙のガイドブックは必須
- Wi-Fiルーターの持ち込みは事前確認を
- デジタルデトックスを楽しんで、現地の人々との交流を深める
これらの情報を参考に、あなたがキューバの地を再び踏み、素晴らしい思い出を作れることを心から願っています!もし他にキューバ旅行に関して気になることがあれば、いつでもべんすけにご相談くださいね。
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