キューバの首都ハバナ。その海岸線を彩る、全長8kmにも及ぶマレコン通りをご存知ですか?ただの道路ではありません。そこは、ハバナの魂が息づき、日常の喜びが詰まった、まさに「生きた通り」なんです。今回は、このマレコン通りを実際に歩いて感じた、とびきり気持ちいい時間をご紹介します。
波音と潮風が誘う、心地よい散歩道
マレコン通りに足を踏み入れると、まず迎えてくれるのは、どこまでも続く青い海と、打ち寄せる波の心地よい音。そして、顔を撫でるように通り過ぎる、ほんのり塩気を含んだ潮風です。日中の強い日差しの中でも、この風があるおかげで、驚くほど快適に散歩が楽しめます。
道のすぐ隣には、色とりどりのレトロな建物が並び、その向こうにはハバナの街並みが広がります。まるでタイムスリップしたかのような景色を眺めながら歩くのは、なんとも言えない解放感がありますよ。
人々の暮らしが息づく、活気あるオープンギャラリー
マレコン通りは、地元の人々の生活が垣間見える場所でもあります。日中は釣りをしている人、夕方には恋人たちが寄り添い、夜には若者たちが集まって音楽を奏でたり、語り合ったり。老若男女問わず、それぞれの時間を自由に過ごしています。
古びた欄干に腰掛けて、ただ波を眺めているだけでも、キューバの人々の温かさや、ゆったりとした時間の流れを感じることができます。彼らの笑顔や、交わされる陽気な会話が、心地よいBGMのように聞こえてくるのもマレコン通りの魅力です。
魔法のような夕焼けに包まれる感動
そして、マレコン通りのハイライトといえば、やはり夕暮れ時。日が傾き始めると、空と海がオレンジやピンク、紫といったグラデーションに染まり、息をのむような絶景が広がります。この時間になると、多くの人が集まり、魔法のような夕焼けをカメラに収めたり、ただじっと見つめたりしています。
太陽が水平線に沈む瞬間は、まるで地球が呼吸をしているかのような壮大さ。その光景を眺めていると、日頃の悩みなんてどうでもよくなるくらい、心が洗われるような感動を味わえます。
僕は妻と30代の時に新婚旅行に行きましたが、キューバハバナ滞在最後の日にマレコンで2人で黄昏ました。新婚だったんで、恥ずかしながら妻にひざまくらしてもらっちゃったりして(笑)。
今でも仲はいいですけどね。
まとめ:五感で感じるマレコン通りの魅力
マレコン通りでの散歩は、ただ歩くだけではありません。波の音を聞き、潮風を感じ、カラフルな景色を眺め、人々の声に耳を傾け、そして夕日の美しさに心を奪われる。五感をフルに使って、ハバナという街、そしてキューバの人々の温かさに触れることができる特別な体験です。
ハバナを訪れる際は、ぜひ時間に余裕を持って、このマレコン通りをのんびり歩いてみてください。きっと、忘れられない思い出と、心に残る感動が待っているはずです。
キューバの風を感じてこのハバナのマレコン通りを歩いたり黄昏たりするのは、結構っていうかかなりいいですよ。あなたもキューバに言ったら絶対に歩いてみてくださいね。
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