こんにちは、べんすけです!
前回はハバナの「顔」であるセントラル公園を深掘りしましたが、今回はそのセントラル公園から始まるハバナ旧市街のメインストリート、オビスポ通りへと足を踏み入れましょう。石畳の道に色鮮やかなコロニアル建築が並び、どこからともなく陽気なサルサが聞こえてくるオビスポ通りは、ハバナの活気と歴史を肌で感じられる特別な場所です。
オビスポ通りってどんなところ?
オビスポ通り(Calle Obispo)は、セントラル公園からアルマス広場まで約1km続く歩行者天国です。通り沿いには、歴史を感じさせる美しい建物、お土産物屋さん、アートギャラリー、レストラン、カフェなどが軒を連ね、昼夜問わず多くの人で賑わっています。クラシックカーが通りを彩り、まるでタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気が魅力です。
通りを歩けば、キューバらしい陽気な音楽が聞こえてきたり、ストリートパフォーマーに出会えたりと、五感を刺激されること間違いなし。ハバナの日常と観光が入り混じる、まさに旧市街の心臓部と言えるでしょう。

オビスポ通りの見どころ:ヘミングウェイの足跡をたどる旅
オビスポ通りとその周辺には、キューバをこよなく愛したノーベル文学賞作家、アーネスト・ヘミングウェイゆかりの地が点在しています。
1. ホテル・アンボス・ムンドス(Hotel Ambos Mundos)

ヘミングウェイが小説『誰がために鐘は鳴る』を執筆していた際に定宿としていたホテルです。彼が滞在した511号室は、当時のまま小さな博物館として公開されており、ファンにはたまらないスポットです。
ホテルの屋上にあるバーは、旧市街の素晴らしい景色を眺めながらカクテルを楽しめる穴場。夕暮れ時には特にロマンチックな雰囲気が漂い、旅の疲れを癒してくれますよ。
2. フロリディータ(Floridita)

「ダイキリの揺りかご」として世界的に有名なこのバーは、ヘミングウェイが足繁く通い、「マイタイとダイキリはフロリディータで」と言ったとされるほど愛した場所です。
店内にはヘミングウェイの等身大の像があり、多くの観光客が記念撮影をしています。ここでも陽気なライブ演奏が行われ、キューバらしい賑やかな雰囲気に包まれています。最高のダイキリを味わいながら、ヘミングウェイが過ごした時間に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ただ、実際に店内に入るのは少し待ちが必要です。店の外には観光客だらけなので。僕たちが行った時は、店内を外から眺めただけでした。ただ、店内の様子が楽しそうで見とれたり写真を撮っている間に他のツアー客とはぐれてしまったんですけどね。
オビスポ通りのグルメ:キューバの味覚を堪能
オビスポ通りには、観光客向けのレストランから、地元感あふれるカジュアルな食堂まで、様々な飲食店が揃っています。
1. レストランとカフェ
通り沿いの多くのレストランでは、キューバの定番料理であるロパ・ビエハ(牛肉の煮込み)やモロ(豆ご飯)などを楽しめます。ライブミュージックが聴けるお店も多く、食事と共にキューバの文化に触れることができます。
観光客向けのお店が多いですが、地元の人で賑わっているお店は、比較的リーズナブルで美味しいことが多い傾向があります。あなたも思い切って地元の人が並んでいるお店に飛び込んでみては?
観光客向けのレストランはあまり美味しくないって言う話もちらほら・・。
2. 地元感あふれる軽食
ピザスタンドやチュロスのお店など、手軽に小腹を満たせる場所も点在しています。これらは安価で提供されており、地元の人の日常の味に触れる良い機会になりますよ。
オビスポ通りでショッピング:旅の思い出を持ち帰る
オビスポ通りは、お土産探しにもぴったりの場所です。
1. 定番のお土産
- 葉巻とラム酒: キューバの代名詞とも言える葉巻とラム酒は、専門店で品質の良いものを選びましょう。
- 革製品: バッグや財布、ベルトなど、レトロでおしゃれな革製品が比較的安価で手に入ります。
- 民芸品: 木彫りの人形、アクセサリー、絵画などを扱う民芸品市場もあります。手作りの温かみがある品々が多く、アーティストが直接販売していることも。
2. ユニークなショップ
ちょっと、オビスポ通りを離れてみると面白いお店がありますよ!
- Museo del Chocolate(チョコレート博物館): キューバ産カカオを使ったチョコレート製品が楽しめる人気のカフェです。チョコレート作りの道具が展示されており、甘い香りに包まれて休憩するのもおすすめです。
- Clandestina(クランデスティーナ): オビスポ通りから少し入った場所にある、キューバ発のリサイクルブランドです。地元のアーティストが手掛けた、ユニークでサステナブルなTシャツやトートバッグなどが見つかります。キューバの新しいクリエイティブな一面を感じられるお店です。
3. ギャラリーと古本
- アートギャラリー: キューバ人アーティストの絵画や彫刻を扱うギャラリーが多く、本物のアート作品を旅の記念に購入するのも素敵です。
- 古本: アルマス広場に近いオビスポ通りの入り口付近では、露店の古本屋が並び、ゲバラやカストロに関する本など、歴史的な資料を見つけることができるかもしれません。
オビスポ通り散策のヒント
- 歩きやすい靴で: 石畳の道が続くため、歩きやすい靴を選ぶのが必須です。
- 価格交渉: 民芸品市場などでは、価格交渉ができる場合があります。
- 両替所: 通りには両替所(CADECA)もいくつかあり、便利です。
- 人混み: 人気の観光地なので、時間帯によってはかなり混雑します。
オビスポ通りでの時間は、単なる観光ではなく、キューバの文化、歴史、そして人々の温かさに触れる貴重な体験となるでしょう。ぜひ、五感をフルに使って、この魅力的な通りを探索してみてください。
次回は、アルマス広場(Plaza de Armas)周辺にある歴史的な建物など、さらに奥深い旧市街の魅力を探っていきたいと思います。どうぞお楽しみに!
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