こんにちは、べんすけです!
前回のビエハ広場に続き、今回はハバナ旧市街のもう一つの顔、カテドラル広場について、あなたにその魅力をたっぷりお伝えします。
ビエハ広場の賑やかさとは一味違う、時が止まったかのような静けさと荘厳さが魅力のこの広場は、まさに「ハバナが誇る聖なる広場」。この記事を読んで、ぜひ皆さんもその神聖な空気に触れてみてください。
カテドラル広場とは?|静けさと気高さの広場
カテドラル広場(Plaza de la Catedral)は、ハバナ旧市街に数ある広場の中でも、特に静かで落ち着いた雰囲気が漂う場所です。周りを囲むのは、バロック様式の荘厳な建物と、美しい石畳の道。喧騒から離れたこの空間に足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
この広場の主役はなんといっても、後ほど詳しくご紹介するハバナ大聖堂。その圧倒的な存在感が、広場全体に厳かな空気をもたらしています。
カテドラル・デ・ラ・ハバナ(ハバナ大聖堂)|広場の象徴

広場に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、ハバナ大聖堂(Catedral de la Habana)です。正式名称は「無原罪懐胎の聖マリア大聖堂」。18世紀に建てられたこの大聖堂は、キューバを代表するバロック建築の傑作として知られています。
左右非対称の鐘楼が特徴的なファサードは、見るものを圧倒する迫力。内部は比較的シンプルながら、高い天井とステンドグラスから差し込む光が、神聖な空気を演出しています。荘厳さと静けさを同時に感じられる、まさにこの広場の「魂」と言える存在です。
周囲の建物と街並み|コロニアル建築の宝庫
カテドラル広場の魅力は、大聖堂だけではありません。広場を囲む建物の多くは18世紀のコロニアル様式で、当時の貴族や高官たちが暮らした歴史的邸宅が残されています。

- Museo de Arte Colonial(植民地美術館) 広場の向かいにあるこの美術館は、18世紀の貴族邸宅を改装したもので、当時の家具や陶磁器、宗教画などが展示されています。内装も美しく、涼しい館内は散策途中の休憩にもぴったり。じっくり見れば30〜40分は楽しめます。
- Casa del Conde Lombillo(ロンビージョ伯の家) 広場の南東角にあるこの邸宅は、現在文化施設として活用されており、時には小さな展示やイベントも開かれます。中庭が美しく、写真映えスポットとしてもおすすめです。
広場周辺のカフェ&レストラン
カテドラル広場の魅力を味わった後は、周辺の素敵なカフェやレストランでひと息ついてみましょう。
- Café El Patio 広場の正面にある、オープンエアのカフェレストラン。目の前に広がる大聖堂を眺めながら、朝のコーヒーや軽食を楽しむのに最適です。観光客も多いですが、ハバナの空気を感じながらの食事は格別。
- Doña Eutimia(ドニャ・エウティミア) 広場のすぐ裏手、小さな路地を入ったところにある隠れ家的レストラン。ローカルにも人気が高く、キューバ家庭料理を気軽に楽しめます。名物の「ロパ・ビエハ(牛肉の煮込み)」は、ぜひ一度は味わってほしい逸品!
- Café del Oriente(カフェ・デル・オリエンテ) 広場の東端、マルティ通り沿いに位置する、格式あるレストラン。高級感あるインテリアと一流のサービスで、特別なランチやディナーにぴったり。静かな大人の空間を楽しみたい方におすすめです。
時間帯ごとの楽しみ方
カテドラル広場は、時間帯によって表情を変えるのも魅力のひとつです。
- 朝: まだ人通りの少ない時間帯に、静かに大聖堂を見上げるひとときは特別。荘厳な雰囲気を堪能できます。
- 日中: 旅行者が増え、ミュージシャンの演奏や地元の人々の活気が感じられます。にぎやかなハバナの一面を楽しむ時間。
- 夕方〜夜: 建物が夕日やライトアップに照らされ、幻想的な雰囲気に。夜は静けさが戻り、石畳に足音が響く音さえも美しく感じられます。
まとめ|心を鎮める空間から、次の散策へ
カテドラル広場は、ハバナ旧市街の中でも特に静謐で神聖な空間です。大聖堂を中心とした建築美と、時が止まったような空気感は、旅の中にひとつの「休息」を与えてくれるはず。
この広場で心を鎮めたら、次はさらにその先へ。この静寂の広場を後にして、再びハバナの活気あふれる通りへと歩みを進めてみましょう。
コメント