【ハバナ観光】エル・フロリディータ|ヘミングウェイが愛したダイキリの名店

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ハバナ旧市街で絶対に外せない名店「エル・フロリディータ(El Floridita)」。ノーベル文学賞作家アーネスト・ヘミングウェイが愛したカクテル「ダイキリ」発祥の地として、世界中の観光客を魅了し続けています。

今回は、この名店の歴史から店内の雰囲気、おすすめの楽しみ方まで、あなたの旅が何倍も楽しくなる情報をお届けします。


エル・フロリディータの歴史|ダイキリ誕生の物語

創業と名前の由来

エル・フロリディータは、1817年に「ラ・ピニャ・デ・プラタ」という名前でオープンしました。

その後、北米からの観光客が増えるにつれて「ラ・フロリダ」と改名。しかし、地元の人々が親しみを込めて「フロリディータ(小さなフロリダ)」と呼ぶようになり、その愛称がそのまま正式な店名になったという歴史があります。

ダイキリの広まりと改良

カクテル「ダイキリ」は、元々キューバ東部の村で考案されたものですが、このカクテルを世界に広めたのがエル・フロリディータでした。

特に、当時のオーナーであるコンスタンティーノ・リバライグアが、常連客の好みに合わせてレシピを改良。ミキサーを使ってフローズンタイプに仕上げる現在のスタイルを確立し、「ダイキリの王様」として不動の地位を築いたのです。


ヘミングウェイと店との深い関わり

「エル・フロリディータ」を語る上で、ノーベル文学賞作家アーネスト・ヘミングウェイの存在は欠かせません。

彼はこの店を「世界最高のバー」と称し、毎日通っていたと言われています。特に彼が愛したのが、砂糖を入れないダブルサイズのアイス・ダイキリ。これは「パパ・ダブル」と呼ばれ、今でもヘミングウェイを偲ぶ多くのファンに注文されています。

店内に入ってまず目に飛び込むのが、カウンターの定位置に座るヘミングウェイの等身大の銅像です。彼の席は今も空けられており、多くの観光客が銅像の隣で記念写真を撮り、小説の主人公になった気分を味わっています。


店内の雰囲気と楽しみ方

エル・フロリディータの店内は、真っ赤な壁とクラシカルなカウンターが印象的です。夕方からはライブ演奏も始まり、店全体が活気のある雰囲気に包まれます。

この雰囲気の中で、フローズン・ダイキリを片手にキューバンミュージックに耳を傾ける時間は、まさに至福のひとときです。混雑していても、奥のテーブル席や立ち飲みスペースから、賑やかな雰囲気を楽しむことができます。


おすすめダイキリと注文方法

エル・フロリディータでは、定番のダイキリ以外にも様々な種類があります。

  • ダイキリ・フロリディータ(Daiquiri Floridita):王道のフローズン・ダイキリ。爽やかなライムとラムの香りが特徴です。
  • パパ・ヘミングウェイ:ヘミングウェイが愛した、砂糖なしの特別仕様。糖尿病対策だったとか。甘さ控えめでラムの風味がより際立ちます。

フローズンタイプはキンキンに冷えていて、暑いハバナの街歩きで火照った体をクールダウンさせてくれますよ。


ラ・ボデギータとの違い

ヘミングウェイが愛したもう一つの名店「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」では、ラムの定番カクテル「モヒート」が楽しめます。

ダイキリの「エル・フロリディータ」、モヒートの「ラ・ボデギータ」。それぞれ異なる魅力があり、どちらもハバナ観光では外せません。ラ・ボデギータの魅力については、こちらの記事もぜひチェックしてくださいね!


訪問の実用情報

  • 場所:ハバナ旧市街、オビスポ通りとモンセラーテ通りの角にあります。カピトリオからも歩いてすぐです。
  • 営業時間:月~日 12:00~AM1:00(※変更の可能性あり)
  • 値段目安:ダイキリ1杯あたり6~8ドル程度です。観光地価格なので、ハバナの他のバーと比べると少し高めですが、この雰囲気とクオリティを考えれば納得の値段です。
  • 混雑状況:昼間から賑わっていますが、特に夕方以降は非常に混み合います。席を確保したい場合は、早めの時間帯がおすすめです。

【ハバナ観光】ヘミングウェイが愛したモヒートと「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」


まとめ|あなたも小説の主人公に

エル・フロリディータは、ただのバーではありません。

文豪ヘミングウェイが愛した場所で、彼が愛したカクテルを味わい、キューバの熱気と音楽に包まれる特別な体験ができる場所です。

ヘミングウェイの銅像の横で一杯やれば、あなたも小説の主人公になった気分になれるはず!ぜひハバナの思い出作りに訪れてみてくださいね。

次の記事では、ヘミングウェイが愛したモヒートのお店「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」について紹介します。

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